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代表理事渡部より

WELgee代表

渡部 清花

1991年静岡県生まれ。様々な背景を持つ子どもたちが出入りするNPOの実家で育つ。大学時代はバングラデシュの紛争地にてNGO駐在員、国連開発計画(UNDP)インターンとして平和構築プロジェクトに携わった。2016年、難民の仲間たちとWELgeeを設立。わたし自身も日本では「難民」と呼ばれる、よき友人たちと暮らしています。英語より得意なのはバングラデシュの先住民族語。グローバル・コンソーシアムINCO主催『Woman Entrepreneur of the Year Award 2018 (女性起業家アワード2018)』で、グランプリ受賞。東京大学大学院 総合文化研究科・人間の安全保障プログラム 修士課程在学中。トビタテ!留学JAPAN一期生。内閣府世界青年の船事業第24回代表青年。

生まれた家庭が正解ではない。
学校に行かなくたっていい。
どんなパートナーと人生を過ごしてもいい。
就職しない仕事の仕方だってある。
人と違う活躍の方法がある。

自分の人生を自分で選び生きる、多様な人たちの多様な生き方が当たり前になってきた21世紀に生きるわたしたち。

「難民」と聞いたとき、頭に何が浮かびますか?

子ども時代、血が繋がっていない子ども・若者たちがよく家で一緒に暮らしていました。

ちょっとめずらしい環境だったかもしれないけれど、
学校で会うクラスメイトたちと、
家に帰って一緒にご飯を食べる子たちは
ちょっと違った。
帰れる家がなかったり、
学校に行かない子ども・若者たち。

人一倍の優しさを持つ子や、今ではママになった子、頑張り屋さんな子、私は彼・彼女たちが大好きだったし、生まれた家庭・血の繋がった親は、別に絶対の正解ではなさそうでした。
学校に行かないという選択肢だって普通にあることを彼らが教えてくれました。

進学した大学は静岡県浜松市にありました。
日系ブラジル人が最も多く暮らす地域のひとつです。
高度経済成長期に労働力不足に直面した日本は、大勢の日系人を招きました。
日系の子どもたちに日本語を教えたり、
日系の同世代の友人たちと
街で仲良くなる日常の中で、
彼らの考えている「アイデンティティ」について
触れる機会がたくさんありました。

そして国際労働力移動の概念も、多文化共生の政策も、どうやら教科書通りではなさそうでした。
リーマンショックの後の当時、解雇・生活保護・帰国のゆえに、バラバラになってゆく家族を見ました。

進学した大学は静岡県浜松市に
インドネシアから外国人研修生として日本に来ていた同い年の女の子は、
大企業の下請けの会社で朝から晩まで働きながら、寮と工場だけを行き来していました。
「あまり、日本人と仲良くなることはよく思われないの」という彼女の言葉が心に残っています。

おにぎりの裏のポークエキスの表示を、20年間気にしたこともなかったわたし。
人生初めての、イスラム教のモスクに連れていってもらいました。
地域トップの成績で高い倍率を選ばれて研修生としてやって来た好奇心旺盛な彼女は、
過労の果てに、体調を崩し、国に帰ってゆきました。

こうして日本の国内のマイノリティに関心を持った私は、ゼミでのフィールドワークで訪れたバングラデシュで、“この国のマイノリティに会いたい”と、先住民族の地域を訪ねました。

つい最近停戦をしたばかりの、傷の癒えない紛争地でした。自分たちの生活・文化を大事にしたい、そんな声を上げることで、消されてゆく人たちがいました。

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生まれた家庭が正解ではない。
学校に行かなくたっていい。
どんなパートナーと人生を過ごしてもいい。
就職しない仕事の仕方だってある。
人と違う活躍の方法がある。

自分の人生を自分で選び生きる、多様な人たちの多様な生き方が当たり前になってきた21世紀に生きるわたしたち。
選択肢の数は人生を豊かにしてくれます。

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しかし、完全にそんな選択肢を完全に失う人たちがいました。それは、”国家が守らない・国家が守れない人たち”。

国際社会とグローバル化の中で、ヒトモノカネがものすごい勢いで動いています。

紛争、弾圧、迫害、テロ、人権侵害、人種差別、虐殺・・・いま世界には、6000万人を超える、故郷を追われた人々がいます。

しかし故郷を追われ、国と国の間に宙ぶらりんになってしまう人々を、保護する枠組みは完璧とはいえません。

世界ではいま、市民、企業、政府、国連、様々なアクターが、より良い方法を模索しています。

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さて、そんな人たちが、
日本・東京にも実はいました。
2016年、今ではよき友人たちである「難民」に東京で出会ったことからWELgeeは始まりました。

難民の人々も、歓迎できる社会を作ろう。
Welcome と Refugeeを組み合わせたのがWELgeeです。「難民」と日本社会が、人として出会うきっかけを作るところから始まりました。

そこに、志を同じくする仲間たち、応援団が集まって今があります。

彼らは、生き延びた土地で学び、働き、
将来、平和になった社会の担い手となる人々です。
命を繋いだ先がたまたま日本だった人々が、今ここにすでにいます。

わたし自身が、難民という背景や境遇を乗り越えて、前を向いて生きる友人たちの、ファンの1人です。
自分で未来を選び、日本に降り立った同世代の彼ら彼女らがもつ志に励まされ、勇気をもらい、夢に感動し、一緒になにかしたいと感じた日本人の1人です。

そんな若者たちが、希望を取り戻し未来の選択肢をもてる社会を作りたいと思います。私たちは、彼らと共に、もっとカラフルな世界を作れるはず。

これを読んでくださっている皆さんにもできることがあります。

国籍問わず、意欲ある若者の背中を押せる仕組み作りを一緒に仕掛けませんか?

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