News
2020/02/17

【プレスリリース】「難民採用で、組織が変わる。」難民特化型の人材紹介JobCopassをリリースいたします。

NPO法人WELgee(所在地: 渋谷区、代表: 渡部カンコロンゴ 清花)は、難民認定申請者に特化した、日本で初めての伴走型人材紹介サービス 「JobCopass(ジョブコーパス)」 をリリースいたします。 JobCopassは、本国での紛争や迫害のために、日本に逃れてきたアフリカ・中東・アジア出身の人材を対象に、その育成から採用、定着サポートまでの一貫した伴走を通じて、人材の強みを企業の事業や組織づくりへ生かすことを目的とした人材紹介サービスです。 すでにヤマハ発動機や大川印刷など7社が導入し、新たな人材活躍の事例が生まれています。

JobCopassは、「仕事(Job)を通じて、共に(Co)未来の切符(Pass)を手に入れる」ことをコンセプトにした事業です。 【JobCopassが生まれた背景】 JobCopassは、NPO法人WELgeeが4年間の間、難民当事者の想いとニーズに寄り添ってきた中で生まれた事業です。 世界中で紛争または迫害から避難を余儀なくされた人は、過去最大の7,080万人を上回り、その中で日本へ逃れた人々は、毎年およそ1万人に上ります。WELgeeでは、難民の中にも様々な経験やスキル、志を持つ人材がいることに着目しました。

しかしながら、「難民」認定を待つ難民申請者は、半年間で更新をせざるを得ない不安定な在留資格のために、安定した雇用機会を見つけることが極端に困難です。結果的に、最低限のライフラインを担保するために、目の前の日雇い労働や夜勤の仕事に頼らざるを得ない状況を脱することができず、長期的なキャリアを形成しづらい状態に陥ります。 【難民は、逆境を乗り越えてきた「グローバル人材」】 JobCopassでは、難民の中でも、ビジネスで活躍できる人材を厳選しています。人材に共通するのは、以下の3つの資質です。

①セルフスターター:自ら課題設定を行い、祖国や地域、組織の課題解決のために、精力的に動いてきた経験がある。 西アジア出身Fさん(30代前半) : 祖国の大学院で臨床心理学を学び、ソーシャルワーカーとして10年以上の経験を持つ。国内の女性・子供のエンパワーメントを目指す非営利団体を設立し、様々なキャンペーンを実施。学校のハラスメントに悩む女生徒へのヘルプラインの設立を行い、17,000以上の相談に乗った実績もある。

②圧倒的な成長意欲 : 困難な境遇下でも、自らの志す目標のために、努力を惜しまず、成長する意欲を持っている。 アフガニスタン出身Rさん(20代後半) : 祖国アフガニスタンにてフリーランスの中国語通訳者として活躍し、国家間プロジェクトにも携わったRは、ITを通じて、母国の子どもや女性に貢献したいという夢を持っていた。テロ組織IS(イスラム国)が入り混じった泥沼の戦いが続く祖国を逃れ、日本で難民となった彼は、WELgeeの紹介からITベンチャーへ就職をし、知識・経験ゼロの状態から、同社の提供するプログラミングのトレーニングを受講。2年間エンジニアとしての実務に携わり、現在フルスタックエンジニアとして、様々な案件をこなしている。

③異文化協働経験 : 異文化環境でのビジネス経験や、他国への留学を経験しており、さまざまな文化的背景の人と人脈を築くコミュニケーション能力に長けている。 アフリカ出身Sさん (40代前半) : 2007年に国立大学経営学士卒業後、外資系マーケティングリサーチ会社にて6年間市場調査に従事。タンザニア、ケニアなど、東アフリカの多国間でマーケティングリサーチに従事。コカコーラ等のグローバル企業から、 病院まで様々なフィールドで量的・質的マーケティングリサーチを実施し、その後独立。

【”難民特化”の人材紹介だからできる、企業の課題解決】

以上のような資質を持つ難民申請者を採用することは、日本企業が課題とする、閉鎖性や国際経験不足を解決しうる、一つの有効なアプローチになります。

【代表渡部カンコロンゴ清花より】 Alternative(もうひとつの方法)を作る。 私たちがそれにこだわる理由があります。 母国を逃れざるを得ない理由があった人たちが、「難民」として生きるのではなくて、自分自身の持ち味を発揮して生きる。 民間企業が、慈善活動ではなくて、ビジネスの価値創造のきっかけとして異なる人たちと働く。 社会が、「支援」「受け入れてあげる」ではなくて、「共に生きる」を実践する。 世界の様々な国から紛争、迫害、人権侵害等を逃れて日本にやって来る人たちは、すでにこの日本社会で近くに暮らしています。 一方で、難民認定される人数は、先進諸国の中でもずば抜けて低い日本。 国家と国連だけが、難民問題を解決するのではありません。 社会に存在する様々なアクターと共に、Alternative を作ってゆきます。 を持つ人材を採用することは、同質な人材のみで構成されたチームでは生まれない、新たなソリューションを生み出すきっかけとなります。