vol.3 臨床検査技師のアルマンさんのキャリアへの挑戦
イラン出身のアルマンさん(仮名)は、2018年8月に日本に逃れてきました。
アルマンさんは、国でも有数の医科大学で、医療検査科学を専攻。卒業後には、医療研究室で臨床検査技師として10年間実務経験を重ね、研究室の監督人も務めました。
しかしながら宗教上の理由で迫害を受け、命の危機に直面したアルマンさんは、2018年の8月に第三国経由で庇護を求め来日し、難民申請を行いました。
妻と幼い子供を2名連れて、身寄りのない日本へやってきたアルマンさん。家族を養うために、現在は老人ホームで介護のアルバイトを行なっています。しかしながら、自分の専門性を生かすキャリアを諦めきれないと、WELgeeに伝えてくれました。
「自分がこれまで培ってきた経験や技術を、難病の治療法を研究や開発に注ぎたい。」
WELgeeの就労伴走事業では、2年前からアルマンさんの特殊な専門性を生かせる就労先を見つける伴走を始めました。
しかしながら、アルマンさんは家族を養わざるを得ない状況の中で、転職活動に時間を割くことが困難な状況が1年以上続いていました。WELgee側としても、このような特殊な専門領域の就業支援をはじめて行うため、難易度が高い伴走となりました。
そんな中、今年3月にWELgeeにプロボノとして参画してくださった小野さやかさんとの出会いが、状況を変えました。
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小野さやかさんのプロフィール： 海外経験と国際政治を専攻した関係で、国際協力に興味をもち、 2021年3月より、JobCopassにプロボノとして参加。 外資金融において4回転職した経験をいかしInternationalsのCV添削を担当。
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小野さんは外資系企業での転職経験が豊富であり、かつ現在アメリカ大手のヘルスケアコンサルティング会社で勤務されているため、アルマンさんの就職先を探すことに積極的に協力をしてくださいました。
結果的に医薬品開発ソリューションを提供する企業の採用担当者の方に繋いでいただき、現在アルマンさんの人柄や日本語力、臨床検査機器の経験などをお伝えし、社内でマッチングが可能なポジションについての協議がはじまりました。
難民の方の採用プロセスは、一般の転職採用のプロセスとは大きく異なります。JobCopassは企業様のパズルのピースをはめるような採用プロセスではなく、人材ベースで担当者の興味のもと、どんな企業さんのやりたいことと人材がマッチしそうかを協議し、企業内に新しいポジションを作るところからスタートします。
△ 企業内に新たなポジションをつくり、難民人材の採用を進め、さらに在留資格の安定化や職場での定着支援を行うため一人の採用には1~2年かかる。
アルマンさんの情熱と、多様な業界のプロフェッショナルとの出会いから切り拓いたキャリアパスはまだ始まったばかり。
引き続きWELgeeでは想いある難民の方々と、多様な業界のプロフェッショナルとともに、誰もが自らの境遇にかかわらずともに未来を築ける社会を作ってゆきます。
母国での紛争や迫害等から日本に逃れてきたアフリカ・中東・アジア出身の人材を対象に、「育成・採用・定着」3つの一貫した伴走を実施して、引き出された人材の強みを活かし、企業様のダイバーシティ、グローバル化の推進へと貢献する人材紹介サービスです。
▼難民人材で、組織が変わる。｜JobCopass【ジョブコーパス】
導入企業
ヤマハ発動機株式会社・株式会社オカムラ・大川印刷株式会社・株式会社東京菱光コンクリートなどの10社。
難民人材を採用するメリット
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WELgeeでは、難民人材に特化した伴走型人材紹介サービス『JobCopass』を通じて、アルマンさんのように「難民」と呼ばれる人たちが、これまでに培ったスキルと経験、あふれる情熱や志、逆境の中でも道を切り拓き、挑戦を諦めないタフネスを活かして、日本の企業に貢献できる仕掛けをつくっています。
「アルマンさんや他の難民の人たちと交流してみたい」
「どんなスキルや経験をもつ人たちがいるのか詳しく知りたい」
「自社や知り合いの会社のニーズと照らし合わせてみたい」
・・などなどご関心がある方は、是非お気軽にお問い合わせください♪
まず興味を持った方は、
1分間で登録可能なこちらのフォームへとお問い合わせください。
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